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2005/12/18

仮面ライダー THE FIRST

 確かに、開巻まもなく音に泣かされる。意味もなくあのポーズをとってくれるシーンもある。バイクアクションはなかなかだ。心配していた故人のデジタル出演もうまく理屈をつけていた。何より造形は素晴らしい。個別の役者もなかなかな人ばかりを配してあるし、とにかくやたらとディティールはスゴい。しかし……断言しよう。こんなヒドい、人を莫迦にした作品はない。何故なら決定的に話が面白くないのだ。まずウェンツ。ごめんね、熱演してくれたけど、キミのパート全部いらないから。そうすっと多分30分くらいは尺を稼げるから、本郷が何で正気になったかも、一文字が何で改造人間になったかも、説明できるから。いくら莫迦な井上敏樹であったとしても、だ。
 それからね、東映。キタナい商売はやめたほうがいい。何でも今年、TVシリーズの響鬼は「冒険」なんだそうだ。石森プロではこれを称して「アマゾン」という。それはいい。少なくとも途中までは。で、オールドファンへの言わばリカバーとして構想されたのが、本作なのだそうだ。その割に、都内わずか2館のみの限定上映、オレが行った横浜なんて、モーニングショーのみ。なおかつパンフレットが売り切れときたもんだ。そのくせやたらとグッズは売る。おまえらやる気あんのか(いや、商魂だけはあるんだろうな)。何より話がつまらない。始まって30分と経たないうちに、近くの子どもが親に「まだ終わんないの?」って訊いてたぞ。子どもに飽きさせる仮面ライダー作っちゃいかんだろ。オトナ向けだっつーんなら、プロットに破綻をきたさせるな。
 思うに、一度でいいから原作をまんま真っ正面から映像化しようっつう勇気のあるやつはおらんかね。だっておかしいだろ? どうやら本郷は化学者らしいけど、すると緑川ちゃんとの間柄を説明するのに尺が必要。誘拐された大科学者の娘で本郷は助手っていうふうに原作通りにしときゃ、説明いらんじゃないの。それにね、本郷と一文字には科学者であってくれないと……V3が生まれないのだ!
 そこで提言。来年は「真・仮面ライダー THE FIRST」を上映すること。もちろん同時上映は「仮面ライダークウガ」と「特捜戦隊デカレンジャー」である。脚本は全部荒川稔久。プロデューサーからは必ず白倉くんをはずすことっ! それから監督からは必ず坂本太郎もはずせ! オダジョー帰ってこーい!

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