« 「台湾」行⑥7月9日 | トップページ | 「台湾」行・再び①9月1日 »

2005/12/05

容疑者 室井慎次

 「踊る」シリーズ最も「踊る」テイストの少ない作品。しかし、少なくとも「交渉人」や「2」よりも良かった。ちょっと「新宿鮫」みたいなイメージかな。多少理屈にあわないプロットがないでもなかったが、くそまじめな室井というキャラクターを主人公に据えると、こんなにもハードボイルド色が前面に出てくるという好例。いや、いいよ。雰囲気はすごくいい。犯人のキャラクター(実は映画1に出てくる役者を使っているのだが、ちゃんと裏設定があるのだそうだ)なんかに、実は根っこのとこで「踊る」テイストを残しているあたりが感心。申し訳程度にスリーアミーゴスが出てくるが、あんなことしなくてもよかった。かえって、青島くんが出てこないのがおかしい、という雰囲気になってしまうから。そこを除いたって、十分鑑賞に堪えうる。ただ、プロットを複雑化したうえ、雰囲気だけで引っ張る映像を多様化した結果、やや分かりにくい作品になってしまったのは事実。賛否両論に分かれるだろうな、と思っていたら、案の定うちの奥さんに酷評された。まぁ、万人を楽しませる作品はそうはできないという好例か。

|

« 「台湾」行⑥7月9日 | トップページ | 「台湾」行・再び①9月1日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 容疑者 室井慎次:

« 「台湾」行⑥7月9日 | トップページ | 「台湾」行・再び①9月1日 »