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2006/05/08

ウルトラマンメビウス第5話「逆転のシュート」

 平成仮面ライダーシリーズばりに「謎」が出てきたが、不思議と不快感はない。

 まず番組冒頭から出ている「謎の女」(この人、どうしてもバラのタトゥの女に見えて仕方ない)の役割が、徐々に明らかになってきた。過去の怪獣を呼び覚ましたり宇宙から呼び寄せたりするのがこの女で、目的は別として相手(敵役)が特定の者に絞られているというパターンは、ウルトラマンでは珍しい。レオでないではなかったが、全部が1人に絞られていたわけではない。
 それと、この女、ひょっとすると怪獣「生成」能力もあるのかも。というのも、今回の話の冒頭、この女が呼び寄せるのは第1話に登場したオリジナル怪獣(ディノゾール)なのである。

 ところが、まさに女が呼び寄せようとしたディノゾールが地球に降り立とうとする直前、「ツルギ」なるウルトラマン系デザインの巨人が現れ、ディノゾールを一撃のもとに葬ってしまうのである。
 もう1つ。話の途中で、全滅とともに行方不明になっていたGUYSの初代隊長が現れる。このへんの説明はないのだが…。

 メインの怪獣はサドラー。「帰ってきたウルトラマン」に登場したリメイク怪獣(これで6体中4体がリメイク)だが、大きく特徴が変化している。

 人間側の話はキャラ紹介シリーズ第2弾。ここはあまり語るところがないが、重要なのが隊長のキャラクターが立ち始めてきた点だ。飄々としながらうまいこと隊員をコントロールしているあたりは秀逸だが、だとするならこの役には表情だけで演技する高度な演技力が求められる。何度も云うようだが、田中実には無理だ。早めのアプローチ変更を提言したい。

 さて、これだけ謎が出てきたものの、不快感がないのは、それでもベースの話は1話完結の原則を貫いているためだろう。

 謎のほうは……ちょっと予想してみようか。
 ここまでの番組アプローチからして、過去のウルトラマンが触れてこなかったタブーに触れている点の延長線上に謎の解釈があるとするなら、「謎の女」の存在は類推のしようがないが、まずデザインがアンドロネロスっぽいところから「ツルギ」の正体はゾフィーではないか。その人間体がGUYS初代隊長とか。いや、昔から子ども心に不思議だったのだ。なぜ長男であるゾフィーをさしおいて、次男である初代ウルトラマンが最初に地球に降り立ったのか(それ以前にゾフィーはすでに地球にいたのではないか)。ウルトラ一族は、なぜ執拗なまでに地球を守り続けたのか。そして何故25年前から干渉しなくなったのか。何故25年後になって再びメビウスを送り込んできたのか。

 いや、ほんとにこの番組がスゴイのは、大のオトナにこんな想像をさせてしまうパワーにあるのではないか。

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