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2006/07/11

台湾行③その3

 インド人に手渡された朝食を食べた後、ロビーへ。本日まずは台湾肥料の工場兼研究所へ向かう。といっても飛行機で行く距離ではなく、車で行くにはちょっと遠い。でも車しかないので、C氏の車に乗って向かう。所要時間は2時間。正直なところ車内で爆睡した(笑)
 だが、実は車内でC氏から、眠気を吹き飛ばす話を聞かされる。
「実は私ネ、再婚するんですよ。ハハハ」
 ええええええええええっ!?

 C氏は去年の2月、奥さんを亡くしている。実は去年の台湾行はもともと1月のはずだったのだが、この件で延期になったのである。それはともかく、奥さんを亡くした後、C氏には知覚障害者の息子さんだけが残された。ただC氏がえらいのは、仕事でも何でも息子さんを連れてまわるのだ。悪びれずに。またこの息子さんがかわいいんだ。つまりC氏は息子さんを愛しちゃってるわけだな。で、C氏の話によると、去年の今頃あたりから、何せエリートなので、様々な知人から再婚話を紹介されたのだそうだ。まぁお見合いだな。その数、10数回。しかし、この息子さんがネックになってなかなか成立しない。最後の女性は、C氏がどうこうより息子さんを気に入ってくれたのでそうで、C氏としてはそれが決め手になったという。
「もうプロポーズはしました。年内には決着させます。ハハハ」

 台湾肥料で仕事。日本の肥料会社N社長率いるツアーご一行さまと合流。昼間っからカラオケ三昧(なんとかしろよ)。後の予定があるとか何とか云って早々に退散。再び2時間かけて台北市内へ。
 車中、C氏が嬉しそうに写真を取り出す。
「これが再婚する相手です。ハハハ」
 美人じゃないか。年齢は38。大したもんだ。

 いったんホテルに戻って一服してから、再びC氏の車に乗って台北市内の小さいホテルへ。ここで合流したのは、初日に再会を約束した日本の農業機械メーカーの社長Yさん。Y氏自身は就任挨拶で台湾に来ていたわけだが、日本の中小企業の若手経営者の集まりがツアーで台湾に来る。Y社長もそのメンバーの1人のため、後から合流しようと考えていたそうな。で、そのツアーへ、我々も合流。デカいバスで台北市内を横断し、高級でない中華料理店へ。
 C氏、N氏と合流してみて驚いた。ツアーのメンバーは知っている人ばかり。
「何やってんだお前!?」
 いや、何やってんだって……。

 終了後、ホテルまで送ってもらって軽く打ち合わせ。C氏とはこれでお別れだ。何せ明日の帰国便が早いのだ。帰国便はN氏と別。N氏は午後遅い便だがこっちは朝早い便。当然、今日は早く寝ましょうとなるのが普通だ。しかし、N氏は普通ではなかった。
「ダメだよ。呑みに行こうぜ」
「……って、案内もなしにどこへ?」
「案内ならいるさ」
「へ……?」
 実は日本の肥料会社N社の社長にくっついてきた社長室長(要するに秘書)のH氏から、C氏経由で呑みに行く旨の誘いの連絡が入っていたのだが、予定が詰まりすぎて断っていたのだ。そういえばN氏はH氏に携帯の番号を訊いていた。
「じゃあ、あんとき訊いてたのは……?」
「当然じゃん」
「でも今の今で大丈夫ですかね」
「こっちのスケジュールは伝えてあるからね。多分こっちからの連絡を待ってるんだと思うよ」
「うーん」
「まぁ連絡してみるよ。それで大丈夫なら行こう」
「はぁ…」
 いったん部屋にひきあげると、すぐにドアをノックする音。
「やっぱりだ。行くぞ」
 ……オトナって汚い。

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