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2006/07/20

我が輩は主婦である

100

 宮藤官九郎脚本の昼ドラ。全40話。先週ようやく終わったので評価できる。
 設定はともかく、科白がいちいち面白い。これは確かに得難い才能と云うべきだろう。オレは彼の映画化作品はほとんど観ていない(木更津キャッツアイとか)が、どうもTVシリーズは当たる可能性が高い(IWGPとかタイガー&ドラゴンとか)。そこに共通するのは、科白の面白さと、シチュエーションの異常さを作り出す能力だ。
 主演は斎藤由貴。何でもクドカンがファンなのでこの企画が実現したのだとか。最初の数話は普通の主婦だが、ストレスから夏目漱石に憑かれてしまう(なんだそれ?)という設定。ダンナが及川ミッチー。こっちのほうがキャラクターが派手なはずだが、あえて抑えて唯一の普通な人(後で変化するが)に設定してある。まわりのキャラクターが全部ボケなのに、この人だけその1つ1つに丁寧にツッコむ。こういう役を、意外なほどうまくミッチーが演じているのは……やはり意外だった。ミッチーの母親が竹下景子。さすがと云っていい貫禄。とんでもなく弾ける場面にすら安定感がある。長女とその弟は子役だが、特に長女は面白い。これも脚本ゆえではあるのだが、キャラクターが一定していないのだ。隣の家の元ヤンキー奥さん池津祥子は舞台出身者。多分この人が最も出色である。最近うちの奥さんはこの人のマネをするのがマイブームである。ダンナはTIMのレッド吉田。ちがう役も演っている。
 クドカンが斎藤由貴ファンというのはよく分かる。池津祥子がヤンキーの恰好して出てくるシーンがあるのだが、そのとき「何故か」ヨーヨーを持っていて、「あの音」がするのだ。近所にある喫茶店の名前が「ジャンバルジャン」。マスターは川平慈英(爆)で、主役夫婦が大学時代に所属していたミュージカル研究会の先輩という設定(なんじゃそりゃ)。分からない人のために云っとくと、斎藤由貴は舞台「レ・ミゼラブル」の最初のキャスト(コゼット役)で出ていたことがあるのだ。間違いない。オレ帝劇まで観に行ったもん。
 結論は1つ。お莫迦な作品は大好きなのである。

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