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2006/08/13

ウルトラマンメビウス第19話「孤高のスタンドプレイヤー」

 ザムシャー以来3話ぶりのオリジナル怪獣ディガルーグ。登場率・実数率ともに、依然としてオリジナル5割前後をキープしている。いいことか悪いことか。これと、新型銃・メテオールショットの「使えない機能」との組み合わせが基本的なアイデア。「使えない機能」というのは、理論上複数の対象を狙うことが可能だが、使う人間側に複数の対象を同時に扱う感覚器官がないため、実際には無理という説明。かなり苦しい。ならつけんなよと云いたい。ところが、その機能を「オレ様なら」使えると云い出す莫迦が現れる。熱血莫迦ではなくサッカー莫迦である。で、ディガルーグは「量子怪獣」の名が示す通り、同時に3か所に「存在」する生物という設定。こっちは理論上、カシムの無限数式の発見によってありえない設定になってはしまったが、しらんのだろうな、やはり。したがって話は、サッカー莫迦がメテオールショットでディガルーグ3体を同時に撃つのが主軸となる。
 この話そのものはどうでもいい。気になったのは、サブタイトルにもなっているスタンドプレイの理由づけだ。ミライくんは「ちゃんと説明すればいいじゃないですか」と詰め寄るが、サッカー莫迦は「説明しようがない」と拒む。まぁ最後にはそこそこの結論になってはいるのだが、どうもこの説明を最初から放棄するのもアリ的な風潮は何とかならんか。最近の世間って、こうしたコミュニケーション能力のない若造が多すぎる気がする。しかもそれが恰好いいかのような風潮。アホか。めんどくさくても恰好悪くても言い訳にしか聞こえなくても、ともかく言葉で伝えようという努力を放棄した段階で、人間であることを放棄したのと同じことではないか。言葉以外のコミュニケーション手段がない以上、そこ基本じゃねぇのか。それともおまいはテレパスか。
 ところで、サッカー莫迦だけがメテオールショットを使えるという段になった途端、うちの奥さんがのたもうた。「ははーん。こいつもウルトラマンだな?」。いやあの、〝も〟って……?

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コメント

 いや、キャラクターが立っているかどうかを云っているのではなく、世の中の莫迦造どもの風潮とのシンクロを云っているのだ。別に分かってもらおうとは思わないが。
 こっちは分かってほしいのだが、オレ、恥ずかしい話だけど、ウルトラマンとか仮面ライダーって、「質の良いSF」であっていてほしいと切実に願っているのだ。で、するとつい最近の科学的知識をすぐさま取り入れたりするような貪欲さが欲しい。例えば今だったら絶対、冥王星をネタにしてほしい。そういう話だ。

投稿: Smith | 2006/08/26 22:32

MOでっす!

本作品、結構いいと思いました。
ウルトラシリーズの、出来のいい所としては隊員一人一人の話を持ってくることで、バイプレイヤーなんだけど隊員の個性を際だたせて話に厚みを持たせる、という所だと思います。
これは『ウルトラマンティガ』にて際だって確立していると思うのですが、本話ではイカルガ隊員の、他人と分かり合えない苦悩をちゃんと語っていると思います。貴兄は、説明しない風潮が、という風に記載されていましたが、本作品では『イカルガ・ジョージがなぜ人と分かり合おうとしないのか、語り合おうとしないのか』という所をきちんと描いてから、語り合わないイカルガ隊員にしているからMOとしては貴兄の記されたように、説明を放棄して、とは思いませんでした。
それと、3体同時に実在する、という事象を『こっちは理論上、カシムの無限数式の発見によってありえない設定になってはしまったが、しらんのだろうな、やはり。』と評されていましたが、う~ん。
それを言ってしまったら、特撮ものそのものが成り立たなくなってしまうのでは?実際の定理、論理は確かに存在し、それに近しくすることである程度の『リアリティ』を確立すると話に厚みが出ますが、それをある程度逸脱するのが"SF"かなあ?と思います。本作品でも「メテオール」という超絶科学があり、これは「過去に襲来した宇宙船や兵器などの能力をGUYSが研究して使用できるようにした」ものというトンデモ能力ですよね。だから、設定についてもそういうおおらかな考えていいのではないかなあ?とMOは思ったりしました。

しかし、複数の敵を同時に攻撃できるというのは『機動戦士ガンダムSeed』でも『機動戦士ガンダムSeed Destiny』でも主人公がモビルスーツの能力を使って行っていましたが、こいつは3体どころか10数体の敵を同時に、しかも破壊せずに戦闘能力だけをピンポイントに削ぐ箇所を攻撃していました。恐ろしい話です。メテオールもびっくりです。イージス艦でも出来ないようなことをやれるんだから人間も捨てたもんじゃないなあ。
イカルガ隊員はこれからも精進して、バルタン星人が数十体で来襲しても迎撃できるように頑張って貰いたいものです。

投稿: MO | 2006/08/21 15:40

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