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2006/08/27

ボーン・スプレマシー

69

 DVDにて鑑賞。前作「ボーン・アイデンティティ」の直接の続編。前作の監督ダグ・リーマンはエグゼクティブ・プロデューサーの1人に退き、今作ではポール・グリーングラスに譲っている。この人は今年、「ユナイテッド93」を撮った。原作は今回もロバート・ラドラムだが、今回はエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねていない。降りたのか? ちなみにエグゼクティブ・プロデューサーはリーマンも含め5人もいる。音楽はジョン・パウエルが続投。脚本は今回も共同だが、メンツが変わった。前作のトニー・ギルロイがそのままに、ウィリアム・ブレイク・ヘロンが降りてブライアン・ヘルゲランドが登板。この人は「L.A.コンフィデンシャル」、「ペイバック」、「陰謀のセオリー」、「ミスティック・リバー」など、本作と似たような系統の作品が多い。
 前作のラストで、CIAから身を隠すため南フランスのニースだかスペインだかポルトガルだか、ともかく南ヨーロッパの海岸っぺりに住んでいたマット・デイモンとフランカ・ポテンテだったが、本作では冒頭、インドのゴアに隠れ住んでいる。そこへ暗殺者が現れ、否応なしに再び陰謀に巻き込まれていくという話。敵役が複数いるため、自然と話が複雑になる。そこをうまく解きほぐして語る脚本の手腕は大したもんだが、いや、前作でマット・デイモンが全ての記憶を取り戻していたわけではないってことが頭に入ってないと、ちょっと混乱するかも。もう少し説明があっていい。リアリティを増すためだとは思うが、やたらとハンディカメラを振り回すのもやめたほうがいい。非常に見づらい。ロンドンの街中を走り回るシーンは途中で欠伸してしまった。せっかくの前作の工夫が活かされていない。
 ここからネタバレ→ 前作でせっかく相方になったフランカ・ポテンテだったが、本作ではほとんど冒頭のシーンで殺されてしまう。で、マット・デイモンはその復讐のためCIAに近づくのだが、途中から自分の記憶を取り戻し、なおかつCIAに追われないよう措置することへと、目的がすり替わっていく。それって……なんかまるでA.J.クィネルのクリーシィ・シリーズにそっくりではないか。……あ。そういえばトニー・ギルロイは「マイ・ボディガード」(クリーシィ・シリーズ第1作『燃える男』の映画化)の脚本書いてたな。
 全体の尺が110分から108分にちょっと縮まった点は評価するけど、それでも前作より長いと感じたのはなんでかなあ。

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