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2006/12/18

ウルトラマンメビウス外伝ヒカリサーガ

50

 NTT東日本のフレッツ・スクエアでのみ観られるオリジナル作品。故に自宅のパソのモニターにて鑑賞(なんじゃそりゃ)。話は、ちょうど「メビウス」におけるヒカリ/ツルギの話の間隙を説明する内容になっている。1話12~13分、全3話からなる。

 第1話(SAGA1)「アーブの悲劇」は、ヒカリがツルギとなり、地球にやってくるまでの話。このへんの件りは「メビウス」のなかでもツルギ自身がミライくんに語っていた。ヒカリ(最初はこの名もない)は「光の国」の戦士――ではなく、宇宙科学技術局に所属する科学者。旅の途中、立ち寄った惑星アーブの美しさに心を惹かれる。しかし惑星アーブの意志(声=小倉優子)は、やがて訪れる破滅の危機を自覚していた。現れたのはボガール。破壊の限りを尽くし始め、ヒカリは止めようとするが、かなうはずもない。
 哀しみにくれるヒカリにナイトブレスを授けたのは、誰あろうウルトラマンキング。ただしキングは、ナイトブレスを怒りにまかせて使ってはならないと忠告する。もちろんアーブの惨状を目にしたヒカリに、その忠告が効くはずもない。ボガールを追い出すことに成功するが、アーブはもはや元に戻らない。絶望にかられたヒカリを闇が取り囲み、強固な鎧を身にまとうことになる。ハンターナイト・ツルギの誕生である。ツルギはただ復讐のためだけに、ボガールが逃げた先、地球をめざすことになる。

 ボガール殲滅編であり、ツルギにとってヒカリへの昇華編だったのが「メビウス」第1クール。その直後から始まるのが第2話(SAGA2)「勇者の試練」だ。ウルトラマンとしてまだ未熟であるが故に訓練を受けることを忠告されたヒカリは、光の国への帰還途上、ベムスターの攻撃を受ける。迎撃するヒカリだが、ナイトブレスをメビウスに預けたままのため、攻撃力が半減している。勝てるはずもない。薄れゆくヒカリの意識に呼びかけたのは、ゾフィーだった。「最後まで諦めるな」。

 第3話(SAGA3)「光の帰還」は、本編では30話前後、メビウス抹殺指令が明らかになった頃の話。訓練を終えたヒカリは、ウルトラの父に地球行を申し出る。渋るウルトラの父を説得したのはゾフィーだった。
 地球へ向かうヒカリは、途中、ウルトラサインを発見する。発信者は地球にいるはずのメビウスから。訝しみながらも出所へ向かったヒカリが降り立ったのは、あの惑星アーブだった。もちろんそれは罠。メビウスに化けたババルウ星人が待ち受けていたのだ。

 どっちが先なのか知らないが、話はうまく本編と連動している。ほぼ破綻がない。最初にツルギの鎧を身にまとうときの映像が本編の回想シーンと違うじゃないかとかいう細かい違いはあるものの、まぁほぼ及第点と云える。ボガール、ベムスター、ババルウ星人と、ちゃんと本編に出てくる怪獣との接点を描いているし(なるほど、これにヤプールが加わると映画の説明にもなるのか)、テーマ性もある。
 ただ、残念ながらどうしてもフラットな展開にならざるをえないのは難点か。それと、どういうつもりか知らないが小倉優子はミスキャストも甚だしい。いくらなんでもちゃんと声で演技できる人、ぶしゃぶしゃ喋らない人を持ってこないと折角のキャスティングが台無しである。

 100でもゼロでもない意味で50とした。

 なお、本作は通常、料金を払って観るのだが、NTT東日本の光に加入していれば無料で視聴できる。ただし、えらく混んでいるらしく、真夜中とかでも観られるのが難しい作品でもある。

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