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2007/01/20

いない八手三郎

 いや、オレ誤解してたよ。八手三郎って実在する人の名前だとばっかり思ってた。古くは「仮面ライダー」(TVシリーズ1作目)エンディング曲「仮面ライダーのうた」の作詞者で、3作目「バトルフィーバーJ」以降のスーパー戦隊シリーズすべてで「原作者」にクレジットされている(第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』と第2作『ジャッカー電撃隊』の原作者はともに『石森章太郎』)。しかし、それは実在の人物の名前ではなく、云わばペンネームなのだそうだ。しかも複数の。

 「東映映像本部テレビプロデューサー集団の擬人名称」のため、スーパー戦隊の原作者にクレジットされる。したがって時代とともにその実態も変化を遂げているらしい。最初に「仮面ライダー」を手がけた天才・平山亨が関係しているのは間違いなく、もともとは京都撮影所の助監督の共同ペンネームだそうだ。由来(語源)は様々にあるが、「やって候」あるいは「やってみろ」あたりか。

 面白いのは、石ノ森章太郎との関連だ。前述のようにスーパー戦隊で石森章太郎がクレジットされているのは2作だけで、それは原作コミックを書いているか否かの違いではあるのだが、2作目と3作目の間に1年の間が空いている(この間に同じスタッフで日本版『スパイダーマン』が作られていて、複数ヒーローではないものの巨大ロボットが登場するコンセプトを初めて採用している)ことから、戦隊シリーズと称する場合に1作目のゴレンジャーからか3作目のバトルフィーバーJからかが論争の的になるそうな。
 ところが1作目からずーっと原作者に石ノ森章太郎がクレジットされ続けている仮面ライダーシリーズは、実際に石ノ森章太郎が原作コミックを全部かいているわけではない。彼が書いたのは最初の「仮面ライダー」(1号・2号)と「仮面ライダーBLACK」だけだ。

 八手三郎。それはつまり極論すれば「戦隊企画集団」と云えよう。

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