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2007/03/08

アンフェア

 昨年のTVシリーズを中途半端に見ていた一方、原作を読んでしまった上、そろそろ映画化もされるそうなので、改めてDVDで全11話を借りて一挙観(これをオトナ観という)。原作と全然違うのに驚かされた。

 警視庁で検挙率トップの「無駄に美人」な女刑事・雪平夏見を主人公とする司法サスペンス。全11話は3つの事件からなっており、最終的にそれは1つに収束していく。原作が描いているのは3つの事件のうち最初の1つだけ。残りはTVシリーズのオリジナルで、なおかつ最後に収束していくのだから、確かに脚本(佐藤嗣麻子)に力があるとは云えるだろう。確かに面白いし、最後まで真犯人は分からない。
 ただ、そのミステリーの仕掛けに固執するあまり、ややキャラクターの掘り下げが足りないのではないか、という気もする。
 そもそも主人公の雪平夏見にしてからが、「33歳、警視庁刑事部捜査一課主任、階級は警部補。同じく刑事だった父親が殺されたことをきっかけに警官に。5年前の未成年射殺をきっかけに離婚、娘とも別居。大酒飲みで男勝り。とても女性とは思えないほど汚い部屋で一人暮らし。全裸で睡眠。格闘、射撃に長け、検挙率は捜査一課トップ。現場に遺された死体と同じ姿勢になって、被害者が最期に見た景色を確かめるのが恒例」というキャラクター設定が原作通りで、であれば篠原涼子を何故キャスティングする? 同様のことは捜一の管理官、山路哲夫に寺島進をキャスティングしたことにも云えている。篠原涼子にしても寺島進にしても、決してミスキャストというわけではないが、ならばキャラクターの設定のほうを微妙に変更するということがあってもよかったのではないか。現場でも話の展開を追いかけていくほうに忙しくて、恐らくは演じている本人もキャラクターを理解した上でのアドリブがしづらかったのではないか。
 ましてや映画版は話の面白さより舞台規模の大きさで勝負する内容のように見える(予告編)。ならばキャラクターが魅力的でないと2時間はもたない気がするのだが。

 悪くはない、という感じ。

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