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2007/07/22

シュレック3

 21日、丸の内TOEI2にて鑑賞。いつのまにやら全面禁煙。吸おうと思ったら、ブラックライトに反応するスタンプを手の甲に押して劇場外へ出なきゃならん。出たところは有楽町、すなわち千代田区だから、路上禁煙。どうせいっちゅうんじゃ。

 すでに「シュレック5まで制作予定」があるそうな。2作目が公開されたとき、あまりの興業収入の高さに「勢いで制作するって云っちゃった」んだとか。まぁ確かに面白いんだが……そこまでのものかどうかというと、ちょっと疑問符がつくな。

 本作で漂うのは、「こんなもんでよかんべイズム」ではないか。確かに水準以上のCG、水準以上のストーリー展開、水準以上のギャグではあるのだが、意外性は皆無だし、キャラクターもややマンネリ化の誹りを免れまい。2作目で大いにウケたミュージカル路線を今回も踏襲してみせるのだが、2作目のあの光は色褪せている。まぁ確かに笑いはしたけど。

 シリーズ通して語られるのは、徹底して「お伽噺のパロディ」である。シュレック(声/マイク・マイヤーズ)やフィオナ(声/キャメロン・ディアス)といったメインのキャラクターこそオリジナルだが、脇役が「そんなやつだったっけ?」というお伽噺のキャラクターばかり。ロバのドンキー(声/エディ・マーフィ)と、前作からレギュラーに加わった「長靴をはいた猫」(声/アントニオ・バンデラス)は云うに及ばず、本作では白雪姫、シンデレラ、眠り姫、髪長姫の4大姫まで出てくる(最後の髪長姫ってのをオレは知らん。いるの? そんなの)。前作でその変態性が暴露されたピノキオは健在だし、なんだかしらんけど喋るクッキーは、脅されて恐怖のあまり人生が走馬燈のようにかけめぐるシーンまである(フラッシュバックで1カットずつつないでいくのだが、途中なんかしらんけど改造手術を受けて生まれ変わるカットまである。SEは『バイオミック・ジェミー』だ)。

 物語は、フィオナと結婚して王位継承の代理人まで務めるシュレックが、面倒な「王様行事」にうんざりしてるところから始まる。前作で単なるカエルだったことが明らかになった国王(声/ジョン・グリーズ、ちなみに王妃の声はジュリー・アンドリュース)が崩御、今際の際に王位継承を打診されるが、シュレックは嫌でしょうがない。ただし国王によると、王位継承者はもう1人いるそうな。そこでちょうどいいとばかりに、もう1人の王位継承者を迎えに行く旅に出るシュレック。
 一方、前作でこてんぱんにやられたチャーミング王子。母親の復讐を誓って悪役ばかりを集め始める。フック船長、「白雪姫」の魔法使いなどなど。悪役軍団が一致団結して「遠い遠い国」を襲撃した頃、シュレックはもう1人の王位継承者、高校生のアーサー(声/ジャスティン・ティンバーレイク)を連れて帰ってくる途中だった。

 不満といえば、フィオナがオーガ(怪物)の姿のままなこと。それじゃキャメロン・ディアスが声をやってる意味がない。定番とはいえ意外性くらいは踏襲してほしい。音楽は今回も「死ぬのは奴らだ」(ポール・マッカートニー&ウィングス=007の主題歌)をまんま使ってみせたりと笑わせてはくれるのだが、まぁそこそこって感じ。

 2作目ほどのパワーはないなあ。これで続けると果てしなく蛇足になっていかないか? 次回作の奮起に期待したい。

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