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2007/08/17

レミーのおいしいレストラン

 11日、有楽町は日劇PLEX(マリオン)にて鑑賞。ピクサーとディズニーの確執は、ディズニーがピクサーを吸収(でもブランド名は残す)したことで決着、晴れて本作も2社の名が冠された。よかったよかった……のか? まぁちゃんと恒例の科白なし短編はついてるし、よしとするか。

 その科白なし短編、今回は「リフテッド」である。何を書いてもネタバレしそうだが、簡単に言うと「ある教習所」の話(ネタバレしてねーべ?)。やっぱ「The birds」には勝てないけど、そこそこ楽しめた。

 さて本作は原題「Ratatouille」。フランス南部の田舎料理の名前である。なかなかシャレた題名をつけたもんだが、邦題はまるで違う。しかしこれは感覚的に、邦題に軍配をあげておきたい。そもそもピクサーのなかでも「オトナ班」担当であるブラッド・バードが監督すると、「Mr.インクレディブル」のように、どうもメイン客層である子どもの存在をやや置き去りにする傾向が否めない。原題はオトナからみればシャレているが、子どもから見ればワケわからんもんでしかなかろう。
 とはいえ本作の主人公は料理の才能に恵まれたネズミだから、パッと見は子ども向け、であるかのように見える。しかし、ある種ネズミたちは狂言回し的な役目を与えられていて、実は人間の視点で物語は展開するので、やれ遺産相続だ、やれ評論家とレストランの戦いだと、残念ながらプロットを貫くものは子どもに理解できまい。

 主人公のネズミ、レミーは、ズバ抜けた味覚と嗅覚の持ち主。今は亡き(人間の)天才シェフ・グストーの言「誰でもシェフになれる」を真に受け、自らもシェフになろうと夢を抱くようになるが、所詮ネズミ。どうにかなるものでもない。ところが嵐で流され、仲間からはぐれたレミーは「偶然」グストーの名を冠したパリのレストランにたどり着く。そこで出会った料理オンチの青年、リングイニと協力、パリで一番のシェフを二人三脚でめざすことになるが…。
 相変わらずここいらへんまでのストーリーは見せるし、途中から急展開に入るのも唸らせる出来(脚本もブラッド・バード)。ただし後半の展開は、子どもに理解できるとも思えん。特にラストのオチなんて、「はぁっ!?」ってなもんだ。

 心配していたのは2つ。1つは、料理がうまそうに見えるか否か。これは杞憂だった。劇場を出たら腹へってたもん。ただバターとソースをふんだんに使ったフランス料理ってやつが、オレはあんま好きじゃないもんで、その意味では食指が動かなかったが。もう1つは、ネズミというキャラクターを据えることで、衛生的な面から見ている人に不快感を与えないか、という点。これもうまく処理したり逆手にとったりしている。ネズミが心底きらいな人(例えばドラえもん)なんかは見ないほうがいいかもしれんが。

 そこそこは面白かったが、何せ直前に「トランスフォーマー」見ちゃってたもんだからねぇ…。次回作に期待したい。

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