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2007/08/22

超忍者隊イナズマ!! SPARK

 友人に借りたDVDにて鑑賞。っていうか、オリジナルDVDなので他の手段では観れまへん。……という前作の東映太秦映画村30周年記念作品(東映京都撮影所ではなく映画村の30周年)「特撮時代劇」が、オリジナルDVDとしては異例のヒットとなったんだそうで、続編の制作と相なった。

 前作は主に「特捜戦隊デカレンジャー」と「魔法戦隊マジレンジャー」のスタッフが一緒になってたが、今回はこれに「轟轟戦隊ボウケンジャー」のスタッフが加わった。といっても、もともと似たような陣容で作っているシリーズなので、さほどスタッフに変更はない。プロデュースがデカレン~ボウケンジャーのシュレック・ヘド……じゃなくて塚田英明。音楽がマジレンの山下康介。撮影・松村文雄、脚本・荒川稔久、監督・渡辺勝也は、いわゆる鉄板だ。
 ただしキャスティングは一部変更が加わっている。

 タイムスリップしてダメダメくんたちを忍者に育成する戦隊バラエティ番組「超忍者隊イナズマ!」が当たった2077年のマジカルTV。当然、続編の話が持ち上がる。プロデューサーは前作の担当、寺田ジュン(デカピンク/菊地美香)。前作では制作補佐だった後輩の倉田宮敬直(デカレッド/載寧龍二)に演出を任せ、撮影に入ったものの、即座に編成局長・三島(ハリケンのハムスター館長/西田健)の横槍が入る。何故なら続編「超忍者隊イナズマ!! SPARK」の主演女優・三島つばめ(ボウケンジャーの風のシズカ/山崎真実)は、三島局長の娘だから。さらにこの三島つばめ、困ってる人を見ると「ほっとけなーい」性格。たとえ撮影中でも放り出して人助けにはしってしまう。それがひょんなことからタイムスリップ。話は再び江戸時代へ。
 江戸時代に到着したつばめは、いきなり前作で「イナズマ」となったビビリの細松(マジレッド/橋本淳)と大工の寒吉(マジイエロー/松本寛也)に出くわすが、それより2人が尾行していた忍者・ハヤテ(ボウケンレッド/高橋光臣)に興味を示す。何故なら今にも死にそうで「ほっとけなーい」から。

 前作で敵役だったマジグリーン(伊藤友樹)、ヒカル先生(市川洋介)、リン(山内明日)の3人が出てこないのは、話の流れとして仕方ないものの、肝心の「イナズマ」3人組が2人になった(マジブルー/甲斐麻美が抜けた)のは残念。何か事情があるんだろうな。いてもいなくても話は成立してるから。片やボウケンジャー組から、よりによって風のシズカとチーフというコテコテ関西コンビを引っ張ってきたのは……単に実家が撮影所に近いから?
 前作では浪人としてチョイ役の出演だった日本一の切られ役・福本清三が、今度は大名(常陸守)として登場したのは太秦の意地みたいなもんかね。感心したのは別府あゆみ(マジピンク)の使い方。前作では妙な使われ方をされていて、今回も同じ役なのだが、うまく2役目をアテてある。
 さらに特筆すべきは「歌」だ。前作で主題歌を歌っていた水木一郎が、今回は「挿入歌」にまわっているのだが、本人ご出演のうえ熱唱。これには驚かされた。今回の主題歌はお久しぶりの堀江美都子。エンディング曲は、前作(菊地美香、甲斐麻美、山内明日)とまったく同じ曲なのだが、これを菊地美香1人が歌うバージョンに変えた。

 話に破綻がなく、しかもよく練られている。演出も小気味いいし、画面も安定している。さらに「遊び」が随所に盛り込まれている――とは前作で書いた。本作も同様ではあるのだが……何というかキャラクターの感情の根拠が薄くなったような気がしないでもない。それと、衣装はともかく、円盤などのデザインがあまりにもチャチすぎる。狙っているのだとは思うが、効果的に失敗してないか。まぁお祭りみたいな作品だからこれでいいのか。

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