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2007/08/04

電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦

 ロードショー初日の4日、丸の内TOEI①にて鑑賞。本当は初日に行くつもりじゃなかったんだが、他に日をとれなさそうだったのと、初日でも最終回(18:40)なら混んでないんじゃないかと思って。邪魔されないよう最前列の席に座ったところ、莫迦オタクはいたものの騒ぐでもなく、時折子どもの声が背後から聞こえないでもなかったが、さほど気になるものでもなかったので助かった。ところがうちの奥さんが云うには「通路に寝そべって観てる子どもがいた」そうな。一体どうなってんだ? 親の顔が見てみ……たくない。そんなもん見たいもんか。

 さてカンフーをモチーフに始まった本TVシリーズ、映画版の舞台が香港(実際にはほとんどロケに行っていない)ってのは当然としても、ここまで抱いていた1つの疑問が氷解した。モチーフがカンフーといいながら、かのブルース・リーをパロッたシーンやキャラクターがこれまで1つも出てこなかったことに疑問を抱いていたのだ。ところが……
 「激しい戦いを繰り広げているゲキレンジャーと獣人メレ率いるリンシーたち。しかし、妖しげな光と共に彼らはこつ然と姿を消した。さらに臨獣殿の玉座に座す理央までも! そして、一同が“転送”されたその先は、全世界の経済界を牛耳る香港のメディア王・ヤンが所有する島だった。次々と転送されてくる世界各国の格闘家たち。彼らはヤンの主催する『乾坤一擲武術会』で戦うために集められたのだ。しかし、その裏にはヤンの恐るべき陰謀が隠されていた」(公式サイトから抜粋)。
 分かるね? この話の展開ってまんま「燃えよドラゴン」である。なるほど制作サイドは、映画版までブルース・リーをとっときたかったのね。解禁となったからには、むしろ真っ正面から取り組んだ。エンディングなんて香港島にあるブルース・リーの像の前で3人がポーズをとってみせるカットまであるのだ。

 敵役・ヤンに、あらお久しぶりな石橋雅史。こういう顔つきの人が出てきてくれないと悪役っぽくないよな。もう70代だそうだが、身体のキレは主役を完全を喰っていた。すげーな。
 ジャンたちと一緒に「乾坤一擲武術会」に潜入していた香港国際警察の捜査官ラオファンに小野真弓。芝居の下手さは仕方ないが、なんというか雰囲気的に、確かにジャッキー・チェンの以前の映画に出てくるような騒がしい香港娘っぽい動きをしていた。
 ヤンの秘書で実は機械人間のミランダに、インリン・オブ・ジョイトイ(拍手)。演技はともかく、何気なーく(本人によると無意識に)あのポーズをとってくれるあたりが、さすがツボを心得ている。ちょっとびっくりするほどアクションの動きがいい(もちろんスタントを使ってない場面だよ)。

 ヤンの野望は、拳法による世界征服(ぷぷ)。科学力の結晶である究極の拳法・銘功夫(メカンフー。笑っちゃうでしょ?)を作り上げ、集めた武道家たちの気を吸い取り、自分の身体にチャージしようと目論む。
 な? まんま「燃えよドラゴン」だろ? ちゃんと宴会のシーンも潜入のシーンもあるんだぜ?

 撮影はいつも通り松村文雄。特にナイトシーンが素晴らしい。戦隊ものの映画って意外とナイトシーンが少ないんで、ようやくの面目躍如ってとこか。
 特技監督は云わずと知れた佛田洋。「今回限り」と銘打った激獣拳と臨獣拳の合体「呉越同舟」によってゲキトージャとリンライオン(リオ)、リンカメレオン(メレ)をあわせた「ゲキリントージャ」(動きにくそう)を誕生させる。そもそも夜の香港で激獣拳と臨獣拳の協力を見たかったというのが本作の最初の動機だそうだから、力が入らないわけがない。
 脚本は、本シリーズのメインでないにもかかわらず、こういうときは必ず引っ張り出される荒川稔久。これだけくだらない、故ブルース・リーに捧げちゃったら怒られちゃうだろう莫迦な話を、ちゃんと盛り上げるところは盛り上げて書く脚本はさすが。ただ……気を奪われたはずのゲキレンたちがなんで立ち上がることができたのかくらいは、ちゃんと説明してほしかったな。それと、ネコとミキたちの登場も唐突すぎ。とってつけたよう。ギャグにするんならするで、ちゃんと文法くらいは守ってくんないと。
 普通こういう作品だと監督は渡辺かっちーがやるもんだが、本作では中澤祥次郎。あ、おまえか? おまえがこういうグダグダな演出したのか?

 まぁ年に一度のお祭りみたいな作品なんだから、これでよしとするか。唯一最大の欠点は、エンディングのダンスでリオとメレが出てこなかったこと。おまえ、そこ外すなよ。

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