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2007/09/06

獣拳戦隊ゲキレンジャー 修行その27「ベランベラン!燃えよ実況」

 監督は映画版の中澤祥次郎(TVシリーズでは1~2話、7~8話以来)が復帰。脚本は……なんとびっくり中島かずき。こりゃいよいよもって何かあったな横手美智子。降板するなら早いほうがいいぞ。
 中島かずきってのは、誤解してる人も多いが本業は双葉社の社員(編集者)である。「劇団☆新感線」の座付作家という顔のほうが副業だ。特撮ファンを自称しているのに入ってくる仕事はアニメが多いとうい不遇の人で、念願かなった特撮脚本デビューは「ウルトラマン・マックス」第31話「燃えつきろ!地球」まで待たなければならなかった。したがって本作今話が特撮脚本2作目となる(はずだ)。その中島かずき、フィーチャーするは激獣フライ拳のバエ! まさかバエが主人公の回がやってこようとは…。さすが目のつけどころが違う。

 このバエの解釈が凄い。過去の「激臨の大乱」の際、まだ人間だった頃のバエはメレと戦っていたのだが(回想シーンで、こんときのメレはクルクル髪ではなくストレートになってた。なんでだ?)、自らに禁断の激技「獣獣全身変」を使ったところ、技が不完全だったため、身体が縮んでしまい、単なるハエになってしまった。このときメレに呑み込まれ、メレの胃のなかで永遠に暮らすハメに…。その後、リオによってメレが復活した際、その体内でバエも復活したのだが、メレの臨気なしには生きられない身体になっていた、という説明。だから今では、一時的にはメレから出られるが、長時間は無理、という設定なんだそうな。なるほどな~。
 この自らに「獣獣全身変」を使ったが技が不完全だった、という件りはゴウと全く同じ。バエは身体が縮み、ゴウは狼になったりなんなかったり。しかもロン(うう、バエとは別人だったか)が「呪煙吐」でゴウのなかの邪気を呼び覚ましたもんだから、狼から戻れなくなる、というのが今回の話。
 意外なのが、そこを救うのがバエという点と、バエが使う「激獣フライ拳」の正体。ネコ曰く「激獣フライ拳は、激気を言葉に代える獣拳」。そう、バエが巨大戦を実況していたことに、ちゃんと意味を持たせてしまったのだ(ジャンたちは気づいてなかったけど)。ゴウが己の内部で邪気狼と戦う様を実況することで、バエがゴウに正義の心を与える――うーむ。やるな。中島かずき。

 だってバエなんて、首が回るのと口(マイク)が伸び縮みするのと、手がまとめて一緒に上下するくらいしかギミックないのに、ちゃんと表情が表現できてるもんな。これも脚本の勝利? いや、声優の力量と、持つ人の演技力?(それは云わない約束でしょ!)地面に立ったカットは、まるで立たせたようにも見えたが…(云っちゃダメ!)。それにしてもジャンはやっぱ凄い。邪気に対抗するは無邪気ってことでしょ?

 中島かずき、良いよ。何なら横手美智子と交代したら? だって次回は「5人目のゲキレンジャー登場の巻」だよ?(やれやれ)混乱必至じゃん。

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