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2007/11/10

ガリレオ

 ええ、ええ。観たよ。観ましたとも。月9かどうかなんて関係なく、面白そうに聞こえたもん。

 原作は東野圭吾の短編連作「探偵ガリレオ」だそうだが、オレは偏見があって件の作家の作品を1つも読んでいない。単行本としては5話ずつ2冊・計10話が刊行されているほか、2話分はまだ単行本化されていない。さらに番外編的な長編「容疑者Xの献身」(直木賞受賞作)は、来秋映画化されるそうな。
 脚本が福田靖(HEROなど)ほかと聴いて、期待を持ったのだが、演出が西谷弘(県庁の星など)と聴いてヘコんだ。あんなふうにだけはしてくれるなよ、と。

 毎回、超常現象としか思われないような事件を、物理的なセンスと理論で説き明かしていくという話。主役のガリレオこと帝都大学理工学部物理学科准教授・湯川学に福山雅治。帝都大学と云えば、古くは仮面ライダーを輩出し、はたまたスーパードクターKが主席で卒業したこともある名門である。天才がいても決しておかしくはない。ましてや湯川研究室にはデカブルーが学んでいるのである。
 原作で湯川とコンビを組むのは草薙(北村一輝)という刑事だそうだが、本作では1話目だけのチョイ役で、本庁へ栄転してしまった。代わって湯川とコンビを組まざるをえなくなるのが、女性刑事・内海薫(柴咲コウ)である。

 他のキャスティングはどうでもいい。要は、湯川というキャラクターがどこまで際だつかが、物語としての本作のカギを握っているはずだ。その点で福山雅治をキャスティングした点は評価できるのだが、残念ながら福山雅治をもってしても、あの程度の演出ではキャラクターを際だたせることなどできようはずもない。好まれる、あるいは憎まれるキャラクターになっていない。また話の筋が読めてしまう。こうした一連の「穴」は、果たして原作が不出来だからか、それとも演出のミスか。恐らく後者だろう。根拠は、東野圭吾が湯川を「佐野史郎をイメージして創ったキャラクター」であると公言している点だ。キャストが異なるならフォローするのが演出だが、そうはしていない。脚本に非はあるまい。ある程度までどんでん返し的な展開にしてあるのに、それを盛り上げるはずの演出が「寝ている」のである。

 今んとこ2話まで観た。この分だと3話を観たあたりでくじけるかもしれない。

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