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2008/01/09

仮面ライダー THE NEXT

 なんせ11月のことなんで、どこで観てきたか忘れた。たぶん新宿だったと思う。東映の跡地に建てられたバルト9っていうシネコン。オレはシネコンというやつが大嫌いなので、ともかく不愉快な思いをした記憶だけが残っている。

 「仮面ライダー」のリメイクである「仮面ライダー THE FIRST」の続編。監督が長石多可男から田崎竜太に交代した以外は、脚本のナントカいう奴(名前わすれた)も含め、主要スタッフは前作を踏襲している。出演者のほうは、前作に引き続き出ているのは仮面ライダー1号/本郷猛の黄川田将也と仮面ライダー2号/一文字隼人の高野八誠だけ。前作の緑川あすか(小嶺麗奈)や立花藤兵衛(宮内洋)は登場しない。特筆すべきは、満を持して仮面ライダーV3/風見志郎(加藤和樹)が登場している点だろう。

 デザインやアクションは文句のつけようがない。これは前作と同様だ。1号のデザインは初期型から、いわゆる「桜島1号」に変わっているのが小憎らしいし、2号のデザインに変更はないものの、ショッカーマークが削り取られているあたりが泣かせる。V3のデザインは、もうちょっと赤と緑を強調してほしかったんだが、TVシリーズの「勝利のV」と「仮面ライダー3号の3」でV3ではなく、ショッカーに改造された3号目の意味でバージョン3の略ということになっているから、あんまり派手なデザイン変更もできなかったか(ほらな? 前作で本郷と一文字を科学者にしておかないもんだから、V3はショッカーの改造人間になっちゃったじゃん)。ハリケーンはもうちょっと何とかなんなかったかとも思うが、まぁあれはアクション上の制約があってのことだろう。

 問題はお話だよ。
 まず確実に云えることは、前作よりはマシになったということ。プロットの破綻はほとんどなくなった。でもね、相変わらず不要なシーン、カットが山積みで、必要な説明がなされていない。

 TVシリーズ第1話が怪奇色の強いものだったから原点回帰? 確かにそうだが、それは仮面ライダー自体が怖い存在だったってことだよ。関係ないとこでホラーやってどうする? すげー熱演してくれた、もっちー(響鬼の持田ひとみ)こと森絵梨佳には申し訳ないけど、ごめん、前作のウェンツ同様、キミんとこのシーン、全部いらないから。そしたら本郷の性格が変わった理由も、緑川あすかや立花藤兵衛が出てこない謎(笑)も説明できるから。

 何より、ホラーとバイオレンスとヌードが出てくるがために、本作がPG-12指定になっている点が許せない。もう子供どうでもいいんだ? 上映館数が少ない理由を、前作では「媒体展開を劇場公開に急遽切り替えたため」と説明していたが、本作ではどうなんだ? 昔を懐かしむオタクどもだけ相手にしときゃいいという卑しい根性丸出し。にもかかわらずマーケットを(2作目なのに)甘くみるという不徹底ぶり。

 クレジットロール後の蛇足に対する批判が相次いでいるそうだが、そんなものは論外であって、それ以前の出来が不出来にすぎるのである。
 前作よりはマシになったが、大した差とは見受けられないため同評価とする。

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