« 黒部 行③ | トップページ | 羽田 行 »

2008/10/26

釣りバカ日誌10

 恥ずかしい話だが、オレは寅さん(男はつらいよ)を一度もマトモに観たことがない。いや、何も批判的な立場をとっているわけではない。むしろ山田洋次の力量は分かっているわけだから、積極的に観たいし、観れば楽しいのだろうな、とは思うのだ。しかし、ギネスにまで載っているあれだけ何本もある作品だ。端から見てってやろうと考えるとゲンナリしてしまう。A型はそういうとこがある。なんつーの? 単行本が1巻から揃ってないと嫌な感じ?
 したがって本作も、最初から観ておけばいいものをタイミングを逸してしまい、未だマトモに一度も観たことのないシリーズとなっている。それが、何だって観ることになったかというと、黒部行の復りのバス車内で、まるまる一本観るチャンスに恵まれたからだ。

 驚いた。意外なほど面白いじゃねぇか。

 原作は「ビックコミックオリジナル」連載中(今でも)のコミック。大手ゼネコンのグータラ社員・ハマちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)と社長のスーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)の話。平社員と社長ながら二人の共通項はただ1つ、釣りバカである点で、この分野では二人の関係は逆転している。
 本作では、役員会議で衝動的に社長を辞めると宣言、会社を飛び出してしまったスーさんだったが、ハマちゃんに仕事あっての釣りじゃないかとたしなめられ、全く違う職種へ再就職する。ビルのメンテナンス会社で、早速派遣された先は、自分が飛び出してきた鈴木建設だった……。

 ドタバタの面白さもさることながら、ありえないフィクションをテンポよくつないでいくあたりはさすが。多少プロットに破綻をきたす部分がないではないが、そんなことは考える必要がない。終盤、意味のないハマちゃんの踊りに至ってはもう許せてしまうのだ。

 実は黒部行の際、添乗員(テレ朝の前田有紀に似てる)が「『10』は特に面白いんですよね」と云っていた。そんなに観てるのか!?

|

« 黒部 行③ | トップページ | 羽田 行 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 黒部 行③ | トップページ | 羽田 行 »