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2009/05/08

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

 うげ。こんなの憶えてねぇよ。去年だったのは間違いない。CSを録画して鑑賞。

 1960年代、世界各国で小切手の偽造事件を起こしまくった実在の人物フランク・W・アバグネイルJr.の話。追いかけ回すFBI捜査官カール・ハンラティは実在しない。

 原題どおりのタイトル。直訳すれば「捕まえられるもんなら捕まえてみな」となる。意味は正しいが、これは欧米で鬼ごっこをやるときのかけ声だそうだ。したがって意訳するなら「鬼さんこちら」が正しい。

 つまり世界中をまたにかけ偽造を繰り返すフランクと、それを追いかけ回すハンラティとの間に芽生えていく奇妙な友情を扱ったコメディなのだが、これがちっともコメディになっていない。何故なら――笑えないから。

 そりゃそうだろう。スピルバーグが直接撮るコメディなんて何年ぶりだ? ええと、たぶん「1941」か「シュガーランド・エクスプレス」(邦題:続・激突! カージャック)以来じゃないか? するとほぼ四半世紀ぶりってことになる。
 しかもスタッフはお馴染みさんで揃えてある。何より撮影が、もはやスピルバーグ専属の色が濃いヤヌス・カミンスキー。確かに器用な人ではあるが、いくらなんでも「シンドラーのリスト」で初めてスピルバーグと組んだ人に、コメディの撮影じゃ本人にも失礼だろう。案の定陰々滅々とした画上がりになってしまっている。
 加えてキャスティングだ。いや、フランクのレオナルド・ディカプリオや、ハンラティのトム・ハンクスはどうでもいい。問題はフランクの父役のクリストファー・ウォーケンだ。陰々滅々とするのは当たり前だろう。

 音楽はいつも通りジョン・ウィリアムスだが、挿入曲としてシナトラの「Come Fly With Me」が使われている。実はこの曲、当時のトランス・ワールド航空とのタイアップ曲なのだ。

 ……なんでそんなことを云い出すかって? 明日の伏線だよ。

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