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2009/06/14

メーテル・レジェンド 交響詩・運命

 このへんから日付を記録してた。5月15日、CSを録画して鑑賞。うわ。それでもまだ1か月前かよ。

 もとは多分オリジナルDVDなんだろうと思う。「第1楽章」と「第2楽章」の2部構成。結構ひろく知られた話ながら、「銀河鉄道999」のメーテルの過去を巡る話。いろんな松本零士キャラクターが相関しているという話なんだが、矛盾だらけ。そりゃ後づけなんだから当たり前ではあるんだが。

 ちょうど「1000年女王」の直後くらいから始まる話なんだが、TVシリーズでは確か死んでいたはず。映画だと生死不明だった記憶がある。なんとなーく生きてる描写で終わってるのは原作の漫画版だけかな。まぁ、いいや。ここらへんの矛盾はおいといて、ともかく「1000年女王」ことラー・アンドロメダ・プロメシュームが、地球から惑星ラーメタルに帰還するところから話は始まる。
 ラーメタルはもともと太陽の周りを1000年周期の超楕円軌道で回る惑星だったのだが、暗黒太陽ラーの重力に引っ張られ、軌道をはずれてアンドロメダ星雲へ向かっている。当然、地表は凍りつく。帰還後、ラーメタルの女王に就任したプロメシュームは、械化人の科学者・ハードギアにそそのかされ、凍てつく大地に暮らす飢えた民衆を救うため、全国民に機械化手術を義務づける。もちろん自らもすすんで機械化手術を受けることになる。しかし、ハードギアの真の狙いはラーメタルの支配権だった。
 ハードギアの企みに気づいたプロメシュームの娘で双子の姉妹、メーテルとエメラルダスは、機械化人との戦いを決意する。

 めんどくさいので最後まで書いてしまうが、要するにハードギアの企みは阻止するものの、ラーメタルが機械化人の星になってしまったため、メーテルは999で脱出する。

 おかしいんだよな。すると「999」で母親プロメシュームの言いなりになって、部品としての人間を集めていたメーテル、という話とつながらない(つまりメーテルは機械化しない)。最初は白い衣装で出ていて、最後になって黒い衣装になるのは、「999」だと集めている人間に対する意味での喪服だったのが、本作では母親に対する喪服の意味になってしまっている。
 エメラルダスは後にクイーン・エメラルダス号を手に入れ、トチローと知り合い、さらにハーロックとも知り合うことになっていくんだろうが、それにしちゃ最初からドクロの衣装なんかを着てるのがおかしい(例の、ビームを発射できるサーベルを手渡されるシーンはある)。

 どうもおかしいので調べてみたら、本作の話は「宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝」というのにつながるんだそうな。観る機会はないだろうな。正直なところストーリーラインの矛盾なんかどうでもいいのだ。とにもかくにも演出が冗長にすぎる。どうでもいいカットが多すぎる。これなら全部まとめて30分で語るのも不可能ではない。ムリヤリ薄めて2部構成にしてる感じ。なんだかなー。

 原作・総設定が松本零士。脚本の神尾麦と監督の横田和善って、両方とも知らん。メカニック・デザインが板橋克己(999映画版のメカデザイン)ってのは懐かしかったが、スタッフロールの板橋克己のあとにカッコして「零時社」ってあったのには驚かされた。なるほど。東映やめて松本零士の軍門に下ったか。

 それなりなシーンもあるにはあって、若かりし頃の機械伯爵がチョイ役で出てきたりする。でも声は柴田秀勝じゃない。メーテルとエメラルダスの声も当然オリジナルではないが、全体のナレーションを池田昌子がやってるのはいい。それとプロメシュームの声は藩恵子なので、これは1000年女王と矛盾しないが999とは矛盾する。

 まぁ松本「作品」ファンとしては何だね、こういうのはやっぱり「少年の日」の思い出にとどめといたほうがいいんかね。

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