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2009/08/17

Mr.BRAIN

 うわ。何を今さら。

 CXを真似た(?)TBSの枠破壊ドラマ(5~7月の8話)。木村なんとかいうやつが主演した割に数字をとれなかったことでかえって話題になる。

 結果的には最終回まで観てしまったが、演出(TBSから2人、外注1人)はともかく、脚本に「トリック」などの蒔田光治(森下佳子との共同脚本)を迎えておきながら、このていたらくはどうだ。当サイトでは何度も言及しているが、フィクションはいかに上手に嘘をつくか、なのであって、嘘の質が低ければ、それは上質なフィクションとは言い難くなってしまう。

 警察庁の科警研(科学警察研究所)に属する脳科学者が独自のアプローチから怪事件を解決していくという、なんとまぁな話なのだが、まず科警研の描き方がまるでマンガである。「Institute of Police Science」略して「IPS」? そりゃ直訳だよ。科警研は「National Research Institute of Police Science」と英訳されていて、略称は「NRIPS」。場所がまるで都内にあるかのように描かれているが、実際には千葉県柏市にある。もちろん科警研は脳科学を採用しておらず、基礎的な技術開発や政策立案を担当している、こう云っては何だが割とのんびりした組織であって、本作に出てくるように犯罪事件とリアルタイムに向き合うようなことはありえない。恐らくは警察庁ではなく都道府県警に属する科捜研(科学捜査研究所)と混同しているものとみられる。なら全く架空の組織にしちゃえばよかったんじゃね?

 それから脳科学に関する知識も、「神経神話にすぎない」のが定説になっているような事象ばかりが出てくる。観てるやつが信じちゃったらどうすんだ?「このドラマはフィクションです」だけじゃすまねーだろ。

 そんなのは些末なことか? キャラクターさえ立っていれば? だって立ってねーもん。奇をてらってるだけだもん。

 ドラマとしても世間の常識としても失格。

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