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2009/08/11

MW~ムウ~

 遅ればせながら8日、新宿は東急シネマ3にて鑑賞。あら懐かしや。この劇場、今を去ること10数年前、ユニバーサル何十周年だかのフェアをやってた劇場だな。オレ何度も通ったよ。

 原作は云わずと知れたダーク手塚治虫。これほどの傑作を、何故こんな中途半端な映像にしちゃうかなー。

 脚本は大石哲也と木村春夫。後者は知らんが、前者はTVドラマの脚本家。映画もいくつかやっていて、例えば「デスノート」なんかがある。なるほどね。デスノートの映画化はできてもMWの映画化は荷が重すぎたか。監督の岩本仁志は、CXから日テレに転職した異色の経歴の持ち主。CXでは「白線流し」、「ナースのお仕事」、「神様、もう少しだけ」、「救命病棟24時」など、日テレに移ってからは「ナースマン」、「女王の教室」、「野ブタ。をプロデュース」、「ギャルサー」など。

 ストーリーライン上で云えば、原作と本作との違いはわずかなものだ。1つ、主人公が殺す相手との関係性がまるで異なる。もう1つ、主人公と神父との間の肉体関係の有無。これだけで全く違う、まるで別物な作品になってしまっている。そのこと自体、良い方向へ作用しているなら別に何も言わないが、残念ながら悪い方向へ作用しているとしか思えないから点が辛くなるのだ。

 だいたい神父が主人公に負い目を感じている理由が全く説明できていない。主人公の行動もMWのせい、ということになっているが、そんな単純な話に観ている側を突き動かせる何かがあるとでも思うか?

 主人公・結城美智雄(原作では美知夫)に玉木宏、神父・賀来裕太郎(原作では巌)に山田孝之。あとはみんな殺される役だからどうでもいいや。石橋凌はすげーよかったのだが残念。冒頭のチェイスシーンはあんな長くいらない。飽きちゃうよ。

 実に惜しい。何を恐れる? いいから原作通りに作ってごらんよ。間違いなく傑作になるからさ。そうすりゃシリーズ化も夢じゃなかったろうに(そんな終わり方をしている)。

 どうでもいいんだがロードショーも終わり二番館での上映をめざして行ったのだが、キャパが小さかったせいもあって満員だった。しかも女性率の高いこと! うちの奥さんに云わせると玉木宏人気だそうだが、そうなのか?

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