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2009/10/10

グリーンマイル

 CSにて鑑賞。

 「ショーシャンクの空に」と同様、スティーブン・キングの原作をフランク・ダラボンが脚本・監督した作品。ついでに云うとトーマス・ニューマンの音楽も「ショーシャンク」と同じ。撮影はデヴィッド・タッターサル、編集はリチャード・フランシス・ブルース。

 原題は「The Green Mile」。死刑囚が収監されている刑務所が舞台で、その死刑囚が歩いていく廊下を「マイル」と呼ぶ。舞台となった刑務所の場合、マイルの床が緑色なのでグリーンマイル。この一本のごく短い廊下が舞台の9割で、それ以外の場所はほとんど出てこないのに、どうだ、このストーリーの広がり方は。それやこれや含めて、ちょっとケチのつけようがないストーリー展開と云える。

 ポール・エッジコム(トム・ハンクス)は、刑務所の看守。ただし彼が務めるのは、死刑囚の房で、いざ死刑となれば執行も彼の役目の1つ。所長(ジェームズ・クロムウェル)のもとポールの同僚はブルータス〝ブルータル〟ハウエル(デヴィッド・モース)、ディーン・スタントン(バリー・ペッパー)、ハリー・ターウィルガー(ジェフリー・デマン)といった気の置けない仲間たちばかり。コネをかさに態度のデカい若造パーシー・ウェットモア(ダグ・ハッチソン)に問題こそあるものの、そこそこ順調な日常を送っていた。現在、収監されている死刑囚はエデュアール〝デル〟ドラクロア(マイケル・ジェッター)のみ。そこへ、ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)という大男の黒人死刑囚が送られてくる。少女2人の殺害という残忍な死刑理由の割に、ひどく心優しいコーフィの態度に疑問を抱くポールたち。しかもコーフィには不思議な能力があることが分かってくる。そこへもう1人、問題児のレッテルを貼られている新たな死刑囚、〝ワイルド・ビル〟ウォートン(サム・ロックウェル)が送られてくる。

 ともすれば殺伐としてしまう話を、不思議なファンタジーとしてまとめた割に、ちゃんと因果応報でおさめたオチの付け方に文句はない。文句はないが…。要するにこれは、キリスト教風な浪花節ではないのか。
 オレはこれでも仏教徒のつもりなので、どうにもこの、何でもかんでも神を名乗る誰だか分からんおっさんに責任やら原因やらを押しつけて思考停止に陥る観念が理解できない。だからそこは割り引いて考える必要はあるのだが。

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