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2012/01/02

酔っ払いなんて大嫌い

 んなこと云っときながら、年をまたいじゃったよ。


 あけおめ。


 A氏の逝去後、1週間の間、浴びるように酒を浴びていた頃、何度も記憶をなくした。

 今頃になって、その欠落していた記憶のいくつかが、断片的にだが思い出されてきた。

 その1つ。

 オレは、例によってひどく酔っぱらって、どっかの幹線道路沿いで、煙草か何かの自販機に背中を預けて「休憩」していた。たぶん深夜2時頃。車は通ってても、人通りなんてほとんどない。恐らくオレは、タクシーを降りたところだったんだと思う。自宅の近所だ。

 オレの云う「休憩」とは一服、すなわち、文字通り煙草を吸っていたわけだ。

 そこへ、齢の頃は多分50代前半くらいのおっさんが、テクテク歩いて現れた。そのおっさん、オレをにらみつけて、こう切り出した。

「すいません」

 明らかに酔って休憩してる人物に、道でも訊くつもりなのかと顔を上げると、続けておっさん、こうのたもうた。

「〇〇区は条例で路上喫煙が禁止されてるんですけど」

 ……オレのアタマのなかで、いくつかの考えが駆け巡った。
 「~ですけど」なんだよ? とか、
 〇〇区では歩行喫煙とポイ捨てが禁止されてるだけであって、路上喫煙が全面的に禁止されているわけではないとか、
 人通りのほとんどないこの時間帯、酔っ払いにわざわざ注意するあたり、正義感と自尊心をはき違えてるのと違うかとか、
 まぁ、色々だ。
 それだけのことをコンマ何秒かの間に考えたのだが、オレの口をついて出たのは、全く別の単語だった。

「うるせえ」

 酔ってるんだ。仕方あんめぇ?

 ボコボコにしたった。

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