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2012/02/12

ALWAYS・三丁目の夕日'64

 2月11日、日比谷スカラ座にて鑑賞。
 びっくりするくらい混んでた。
 まぁ、それくらい安定感のあるシリーズってことだろうな。

 ただオレ、失敗しちゃったよ。観た回がたまたま3Dだったの。

 確か「アバター」んとき、ジェームズ・キャメロンが、「いずれ映画は全て3Dになるだろう」的なことをホザいてやがったわけよ。もちろん欧米人にありがちな虚勢というか誇張なのだとは思うが、そんときオレは思ったもんだね。万が一キャメロンの云うことが正しいとしたら「オレは金輪際映画なんて観てやるもんか」ってね。
 映像が飛び出す? ああ、そうかい。だから? 前評判の割に、なんか低水準な紙芝居を見せられているようで、メガネもうざってーし、どうせ出すんならもうちょっと練ったテクノロジーを持ってこいと云いたかったね。少なくとも人様からカネをとろうって概念がおこがましすぎる。

 以来みてなかったんだが、今回は偶然重なってしまった。失敗したなー。

 でもまぁ、ある意味よかった。本作の場合、ごく一部のシーンを除くと、ほとんど3Dにしてる意味がない作りになってるので、メガネのうざってーのを除けば、割と普通に観てられた。そもそも本作の場合、ノスタルジーに浸るのが主目的の作品なのだから、そこ頃になかったテクノロジーを持ち込んでどうする? 例えば最初の「東宝」マークも、当時の古いやつをわざわざ使ってるくらいの気の遣いようなんだから、なら最後まで貫きゃいいじゃん。いろいろオトナの事情みたいなものもあるんかしらんが、そんなものはカネ払って観に来るオレみたいなただの素人にはどうでもいい事情だ。

 それはそうと肝心の中身のほうは、やっぱ安定してる。メインキャストは相変わらずで、子役が成長しちゃったのは仕方ない。脚本も可もなく不可もなく。3Dにした甲斐があった数少ないシーンのうちの1つ、「堤お父さん、怒る」篇は、明らかに「楽しんで作ってるなー」感があってほほえましい。

 ただまぁ、仕方ないんだろうけど、1作目、2作目にあったワクワク感は、さすがに薄れていた。観てる側が馴らされたこともあるんだろうけど、1964年ではさすがに「ハッキリ憶えてる層」が増えてきちゃって、さほど昔だなあ感もないんじゃないか。オレが生まれる2年前。東京オリンピックだ新幹線だって云われちゃうと、急に現実感のほうが勝ってくるような気がする。その意味での驚きは少なかったような。本シリーズの場合、現在に近づけば近づくほど妙味は薄れる。原作がずーっと昭和30年代前半であることを考えれば、このアプローチは間違っているような気がしてならない。

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コメント

CGの使い方は相変わらず秀逸で、ああ、CGって映画でこういう風に使うと効果的なんだ、って感じさせられました。

3Dで観たんですけど、3Dグラスってちょっとサングラスっぽい色でしょ?

で、ALWAYSって50年代~60年代を描いているから画面が茶色っぽいというか、そんなに明るくないですよね。当然のことながら。

だから、せっかくの映像がグラス越しだとくすんで見えちゃって。

せっかく堀北真希の綺麗なシーンも暗い感じになっちゃって、グラス外したらああ、こんな色なんだ、って逆にそっちのほうが良かったりして。

投稿: MO | 2012/03/28 01:36

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