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2012/02/08

ロボジー

 一番最近観た映画っつーと、これだ。ええと、豊洲にて。嫌いな嫌いなシネコンだが致し方ない。

 地方の家電メーカー「木村電器」の技術者3人(鶴……じゃなくて濱田岳、Wエンジンのチャン・カワイこと川合正悟、川島潤哉の3人)は、社長(小野武彦)の鶴の一声で、宣伝用の「二足歩行ロボット」を開発することに。社長は簡単に云うが、3人は技術者といっても主に洗濯機なんかの白物家電しか扱ったことがない素人。名称も「ニュー潮風」という洗濯機っぽいのに決まっている。何とか四苦八苦してそれっぽいものを作り上げるのだが、発表の1週間前、ちょっとミスから「ニュー潮風」は大破してしまう。切羽詰まった3人、筐体だけは残った「ニュー潮風」の中に人を入れて、何とか急場を凌ごうと思いつく。そこで秘密裏にオーディションを開催。条件は、「ニュー潮風」の筐体に身体のサイズがあっている人。選び出した人物をダマして「ニュー潮風」の筐体を「着せて」やると、何とこの人、金属アレルギーだった。仕方なく次点だったおじいちゃん(五十嵐信次郎=ミッキー・カーチス)を採用するのだが…。

 このへんのあらすじは、割と宣伝してるので知ってるでしょ。
 問題なのはやはり、どういうケリのつけ方をするか、だわな。オレは想像してたラストと違ってたので、いい意味で裏切られた。

 途中から出てくるロボットおたくの大学生(吉高由里子)の話への絡ませ方が非常にうまい。なるほど、そうくるか、という感じ。

 監督・脚本は矢口史靖。その割に例の細かいこだわりがさほど見えない。ロボット工学の細かなセリフ回しが、分からんけどきっとすごいんだろう。そのへん、見せ方としてはうまいのだが、例のおたっきーなまでの見せ方とはちと違う。かえってそれは効果かもしれんが。

 吉高由里子は、何せオレが最初に観たのが「蛇とピアス」だったので第一印象サイアクなのだが、あの妙な役をソツなくこなしてる感じ。3人組は主役というより狂言回しみたいな役目なのであまり言及しないが、オレはやっぱ鶴(どうも濱田岳という役者の名前を憶えられない。TVドラマ『プロポーズ大作戦』で唯一芝居らしい芝居をしていたのが鶴なので、そんときの役目しか憶えてない)の「いてもいなくてもどうでもいい存在感」(ホメてるんだよ?)が好きなので、及第点。
 小野武彦は、中小企業ですら社長の器に見えないんだよなあ。オレんなかではいつまでも課長(踊る)だな。

 ミッキー・カーチス、よくこの役を引き受けたな。ハッキリ云えば汚れ役に等しい。老醜を真正面から演じるってのは難しいはず。ただ劇中、このミッキー・カーチスという名前は一度も登場しない。ラストでスティックスの「ミスター・ロボット」をミッキー・カーチス自身が歌ってるのだが、そんときのテロップも「五十嵐信次郎」名義になってる。ちなみに音楽全般はミッキー吉野。物語の舞台がどこかはハッキリしないのだが、ロケは大半が北九州市で行われた模様だ。

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コメント

矢口史靖監督って好きな監督なんですわ。

この話もすごく面白いし、あっちこっちに広がったプロットが最後に集約していってハッピーエンド?っていうまとまりは大好きなんです。

だから面白かったけど、前作ハッピーフライトもそうなんですけどはっちゃけぶりが足りないというか…。

自分の中ではウォーター・ボーイズ、そして何よりスウィングガールズの、エンディングの驚異的な爽快感が忘れられないもんで…。

でも…吉高由里子はかわいいなあ。

あと、ニュー潮風の壊れっぷりが…(笑)。

投稿: MO | 2012/03/28 01:44

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