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2012/03/16

特命戦隊ゴーバスターズ Mission2「13年前の約束」

 遡り篇。っていうか今。本作は1話ずつ追っかけてみようと思うのだが、すでに1週間遅れてるなあ。

 2話目は基本設定の紹介篇。舞台は現在の日本と同じようで違うパラレルワールド。エネトロンというクリーンエネルギーが人々の生活に欠かせなくなっている世界の話。「新西暦」1999年、エネルギー管理局のスパコンに侵入した謎のウィルスが、メインプログラム「メサイア」に感染。その影響で「意思」(悪意)を持ったメサイアは、世界支配に向けて暴走を開始した。エネルギー管理局の職員たちは、メサイアの暴走を抑えるためには、エネルギー管理局ごと亜空間に転送するしかないと判断。ただし一時的な措置であって、いつか再びメサイアが亜空間から戻ってくることはありうる。職員たちは、その時のための対抗手段を同僚の1人、黒木タケシ(榊英雄)に託し、いつかメサイアを倒して自分たちを戻してくれと依頼、亜空間へ転送していく。
 対抗手段とは、エネルギー管理局の職員たちの子ども達3人にワクチンプログラムを移植し、現代に残しておくこと。
 黒木は自らを司令官にエネルギー管理局「特命部」を創設。所属する特殊部隊、特命戦隊ゴーバスターズとして、3人の子ども達を育てあげた。事件から13年後の新西暦2012年、ついにメサイアが現代への侵略を再開。対抗手段ゴーバスターズが動き出した。

 ワクチンプログラムの影響で、3人は強靱なパワーを手に入れるが、個々に異なる「弱点」も抱えてしまうことになる。こういう設定でキャラクターづけをするのは分からんでもない。
 桜田ヒロム/レッドバスター(鈴木勝大)はスピードに優れるが、ニワトリを見ると5分間フリーズする(なんだ、この設定?)。岩崎リュウジ/ブルーバスター(馬場良馬)はパワーに優れるが、常に両腕から熱を発していて、動き続けると熱暴走を起こす。宇佐見ヨーコ/イエローバスター(小宮有紗)は脚力に優れているが、甘いものを食べていないとエネルギー切れを起こして動けなくなってしまう。
 分かるね? フリーズとか熱暴走とか、何せプログラムの影響なので、できそこないのパソコンみたいな機能が割り当てられているわけだ。性格的にも、無自覚に思ったことを口にしてしまうレッド、最年長者としてお守り役に徹するブルー、気が強く毒舌で生意気なイエローと、綺麗に色分けされている。
 今回は設定紹介篇と並行して、こうした性格を垣間見せる試みもなされている。13年前から訓練を続けてきた2人に対し、レッドだけが「姉に反対されている」とかで訓練を受けてこなかった(かのように見えた)。ところが、いざゴーバスターズとして動き出してみると、黒木司令官はレッドをリーダーに据える。レッドを「甘えん坊のシスコン」だと思っていた最年少・イエローはこれが我慢ならない。13年前の事件のとき、泣きじゃくっていたイエローに「きっと元に戻す」と約束したのは後のレッド。そのレッド、実は姉を振り切ってゴーバスターズ参加を決めた最大の理由が「13年前の約束を果たすため」だった。それを知ったイエローが見直す、というシークエンスが埋め込まれている。
 こういうのはお約束の図式みたいなもので、むしろそういう2人を見守る自覚を新たにするブルー、みたいな位置のほうが新鮮。さて、こういうのがどこまで伸ばせるか、ね。

 設定上の性格づけという意味では、何せ生身の演技でないだけに、3人と行動をともにするバディロイドのほうに、より濃いキャラクターが施されている。バディロイドは、もとは動物型作業ロボット。13年前、ウィルスに感染したものの、ワクチンプログラムによって意思を備えた。レッドにチダ・ニック(藤原啓治/浅井宏輔)、ブルーにゴリサキ・バナナ(玄田哲章/岡元次郎)、イエローにウサダ・レタス(鈴木達央)がそれぞれくっついている(カッコ内は前者が声優、後者がスーツアクター。ウサダ・レタスは着ぐるみではないので声のみ)。
 チダはレッドの先輩的な存在。割とポジティブが服きて歩いてるような性格。バイクに変形してレッドを乗せる。最新カーナビを搭載しているのに極度の方向音痴(なんじゃそりゃ?)。
 ゴリサキは怪力の持ち主なのに凹みやすく、何でもかんでもすぐ謝る。ブルーに対しては極度の心配性。「あ~大変だあ~」っていいながら顔がクルクル回る(やるなあ。次郎さん。いつのまにそんな芸を)。
 ウサダは口が悪くワガママ。バディであるイエローとほぼ同じ性格。故にイエローとは常に喧嘩ばかりしている。レッドが(偏見から)シスコンだとイエローに吹き込んだ張本人。

 黒木司令官の下に、仲村ミホ(西平風香)と森下トオル(高橋直人)という二人のオペレータがいるが、こちらはまだチョイ役。そのうちキャラクターも明らかになるだろう。

 基本設定の紹介篇の割に、まだまだ疑問が残る。例えば、メサイア自身がこちらに来られないくせに、なんで部下(メサイアのアバター)のエンター(陳内将)だけ来られるのか、とか。嫌だなあ。こういうの放ったらかしにしたまま最終回までいくのかなあ。早くルーティンにしてくれないかなあ、小林靖子(脚本)。
 1話目と2話目の演出は柴崎貴行。

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