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2012/05/27

2010年7~9月期の地上波ドラマ

 遡り篇。2010年7~9月期の地上波ドラマのうち、最終回まで観てしまったのは以下の4本。驚いたことにCXとTBSで2本ずつという不思議な組み合わせになった。


ジョーカー 許されざる捜査官

 堺雅人主演(思えば連続ドラマとしては初主演だったか)。要するに現代版・仕事人。神奈川県警所属ののほほん刑事でありながら、法で裁けない犯人を懲らしめる(殺さない)1話完結パターン。ただしその背後にあるシステムの解明が、横糸として描かれる。キャスティング的に、正直なところオレは堺雅人が好きではないが、杏ちゃんは収穫。これほど素直に表現できる人だと思わなかった。それと、さも悪役っぽい鹿賀丈史がナイスキャスティング。脚本は全て武藤将吾。まさか最終回(その後の特別編も)まで引っ張られる力量をもってるとは思わなんだ。


GOLD

 野島伸司脚本。全編通して観ればかなり荒唐無稽な話なのだが、例によって毎回引っ張っていく展開と小出しにするネタで、そうとは思えない造りになっている。自らの子ヲロンドンオリンピックの金メダリストに育てあげようと奮闘する母親の物語。主演の天海祐希は安定しているし、長澤まさみとのかけあいはさすが。また長男役の松坂桃李はシンケンジャーを離れて以来おどろくほどダイコンでない演技を展開しているのに感心させられたし、次男役の矢野聖人は当時これがデビュー作とは思えないほど完成していた。しかし本作の収穫は、何といっても長女役の武井咲だろう。まぁ演出がうまかったのかもしれないが、このまま騙し騙し成長していってくれれば、いつか化けそうな気がする。


うぬぼれ刑事

 宮藤官九郎脚本。プロデューサー・磯山晶とのコンビなので安心して観ていられたが、宮藤官九郎に演出は向かない(1、2、最終話)。まだ分からんかなあ。
 恋愛体質の刑事「うぬぼれ」(本名は小暮己=こぐれ・おのれであることが最終回で明かされる)が、一目惚れした相手が常に犯人というのが基本設定。主演の長瀬智也は当然として、坂東三津五郎、生田斗真、要潤、矢作兼までがレギュラー格で、坂東三津五郎と生田斗真、矢作兼は宮藤官九郎作品としては初出演。要潤も本来は出演するはずではなかった(似たような設定の『キミ犯人じゃないよね?』に敬意を表して、刑事役だった要潤に宮藤官九郎が出演をオファーしたとか。ただし要潤は『流星の絆』で宮藤官九郎作品は経験済み)ことからすると、レギュラーからは意図的に宮藤官九郎作品の常連を排除したものらしい。同じレギュラーでも脇役となると話は別で、西田敏行、森下愛子、中島美嘉、荒川良々、少路勇介(『タイガー&ドラゴン』粗忽長屋の回・泰次)いずれも経験者。また毎回のゲストも、加藤あい、蒼井優、樋口可南子、戸田恵梨香、薬師丸ひろ子、小雪、小泉今日子、三田佳子、竹下景子、石田ゆり子と、常連組で固められている。


GM~踊れドクター

 こういう単語があるのかないのか。一言で云うと医療コメディ。脚本は林宏司。なんかもうこの人、医療ものの脚本家みたいな位置づけになってないか? 一応、総合診療(ゼネラル・メディスン)を日本に根づかせようとの意図は分からんでもないが、そのためにダンス莫迦の東山紀之を主演に持ってくるっつーのは、コメディにしたいのか医療やりたいのかどっちだ。結局はどっちつかずで終わった感が否めない。多部未華子と大倉忠義は別にして、脇に生瀬勝久、吉沢悠、小池栄子、椎名桔平、大和田伸也、八嶋智人といった芸達者ばかりを揃えたのだから……コメディに徹して欲しかった(あれ?)

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