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2012/05/28

宇宙戦艦ヤマト2199 第1章「遥かなる旅立ち」

 現在篇。ほんとはもっと後でアップしようかとも思ったのだが、DVDが届いた直後に見終わっちゃったんだから仕方ない。

 全26話を7章に分けてBD・DVD化。BD発売と同じ日、DVD発売の約1か月前に、同じ内容を劇場でも公開する。全部でそろった後、2013年にはTVシリーズとして放送もするそうな。で、その第1章「遥かなる旅立ち」は、第1話「イスカンダルの使者」と「我が赴くは星の海原」が1枚におさまっている。オレはどうにもBDが好きになれないのでDVDだが、故に劇場公開の1か月後。届いた途端に見ちゃった次第である。なら劇場公開に行きゃあいいじゃん? 嫌だよ。どうせむくつけきおっさんばっか集まってんだろ? おぞましくて、とてもじゃないが行く気になれない。

 詳細は省く。あっちこっちで色んな人が描いているし、オレ自身も予告編のときに多少は書いたから。
 第1章の場合、オープニングがないのだが、特典映像でノンテロップ版がついてくる。ささきいさおが録音しなおした、あのオープニングだ(ついでに出渕裕が描くところの絵コンテも付録でついていた)。なるほど出渕裕が云うところの「最大公約数」とはこういうことか。誰も完全には満足しないだろうが、誰も不満足にも思うまい。これはまぎれもなく「あの」ヤマトだ。

 旧作の矛盾点をキチンと説明しているのはエラい。イスカンダルから波動エンジンの設計図を受け取った地球側がほんの数日でヤマトを作っちゃったかのような描写は排除、1年も前にスターシャの末妹(!)ユリーシャが波動エンジンの設計図をもたらし、1年後、スターシャのすぐ下の妹サーシャが波動エンジンの起動コアを持ってやってくる(冥王星会戦は、サーシャを無事太陽系内へ到着させるための陽動作戦)という2段構えの設定になっている。細かい話だが、遊星爆弾による惑星改造にテラフォーミングならぬガミラスフォーミングなる単語を採用。大マゼラン星雲→大マゼラン銀河、14万8千光年→16万8千光年など、当時と今とで異なる科学的な知見によって改変した箇所もある。キャラクター的にも、生活班から看護婦までいろんな職種を兼任していた森雪を、人格ごと3人に分割。うち1人が「死んだ」山本の妹なのだが、山本的キャラクターはまた別途登場したりする。
 それから、旧作の2作目以降に登場していたキャラクター設定を、矛盾ないように現時点から盛り込んでいたりする。例えば「さらば」の土方艦長を沖田の同期という設定のため最初から司令部に登場させたり(共演シーンまである)、「永遠に」の山南艦長も沖田・土方の後輩という設定だったため、沖田艦(キリシマ)の艦長として最初から登場する。最初からいたはずなのに「新たなる」からしか登場していなかった山崎機関長は、最初から徳川機関長の部下として登場するし、その徳川機関長の次男で、後に山崎機関長の部下となる徳川太助も、チラリと登場する。同じく最初からいたはずなのに「3」にしか出てこない平田も主計科(旧作で云う生活班)の科長として登場している。
 旧作でいう「地球防衛軍」は、UN(国連)のCF(コスモフォース=宇宙軍)あるいはCN(コスモネイビー=宇宙海軍)に改められ、現在の海自をベースにした明確な軍事階級を設定してある。

 旧作の1~3話を1~2話にまとめたので、やや駆け足気味ではあるが、販売形態からしてまず1巻目でヤマト発進まで描きたかったというのは頷けるし、おかしな矛盾も生じていない。それでもワープや波動砲は後回し。うん。いいんじゃないか。
 まだ明らかになっていないガミラス側の設定(冥王星司令官であるシュルツとガンツとおぼしき人物が登場するが、ガミラス語?で喋っており字幕のためまだまだ不明)も気になるが、まずは気になるのが反射衛星砲の描き方だな。

 非常に先行きの楽しみな作品である。

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