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2012/06/08

2010年4~6月期の地上波ドラマ

 遡り篇。2010年4~6月期の地上波ドラマのうち、最終回まで観たのは以下の2本。驚くことにCXが1本もなく、TBSとテレ朝が1本ずつというイレギュラーな構成。

警視庁失踪人捜査課

 堂場瞬一原作の警察ドラマ。タイトル通り失踪人を探すため設置された架空の部署の物語。いわゆる刑事ドラマではなく(ほとんど人が死なない)、割と静かなトーンで話が展開するが、プロットは割と起伏に富んでいる。演出は七高剛ほか、脚本は渡辺雄介ほか。
 主人公・高城賢吾に沢村一樹。これは可もなく不可もなく。三浦真人に遠藤憲一が素晴らしいが、これは原作にない役だそうだ(原作では同じポジションが女性)。同じ課の他の刑事に北村有起哉、黄川田将也、小日向文世。いずれも安定している。問題なのは唯一の女性刑事役。プロ・アマ問わず2,000人超のオーディションで選ばれたのは森カンナ。これが気負いすぎ。「仮面ライダーディケイド」光夏海役で本格デビューした彼女は、本作では長い髪をバッサリ切っているが、これは何も本作のためではなく、その前、「インディゴの夜」で性同一性障害のホストを演じるためだとか。もうちょっと肩の力を抜けばいいのに。まだ表情の作り方が分かっていない。同じ課内の事務補助として高畑淳子が登場するが、この役、必要か?
 シリーズ終了後、昨年12月になってスペシャルを放送したのだが、このときは市川由衣が莫迦なお嬢様刑事役で参戦。これまた必要性の感じられない役だった。
 原作を読んでみたくは……ないよなあ。

新参者

 東野圭吾「加賀恭一郎シリーズ」のうちの1作の連続ドラマ化。といっても原作では、6作目まで主人公っぽくない扱いとしての登場。本格的に加賀恭一郎を主人公とした作品が登場するのは7作目「赤い指」で、本作は8作目「新参者」をベースにしている。原作ではその後、9作目「麒麟の翼」が発表されている。本作のTVシリーズが終了した後、スペシャルドラマで「赤い指」、さらにその後に映画化「麒麟の翼」も公開されている。
 要するに「和製コロンボ」をめざしたドラマ。原作は短編連作になっており、各話ごと主人公が変わり、事件と直接関係ない周辺人物の小さな謎を解いていくうち、徐々に本来の事件の解決にむけたプロットが浮かび上がってくる構成となっている。この手法をまんま連続ドラマに持ち込んだのが本作。果たして、確かに最終回まで観れば構成力のすばらしさに驚かされるが、そこまで引っ張っていけるパワーがあったかどうかは甚だ疑問な作品になってしまった。といっても数字はよかったらしいが。
 加賀恭一郎に阿部寛、はハマリ役と云っていいが、原作にないオリジナルキャラクターに黒木メイサを持ってきたのが意味不明。「赤い指」ではうまくつなげて(ごまかして)いたが、果たして映画「麒麟の翼」ではどうだったろう? オレは未見。

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