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2012/06/29

2012年4~6月期の地上波ドラマ③カエルの王女さま

 なんだろうね。決して脚本(吉田智子)がいいわけでも、演出(光野道夫ほか)が高度だったわけでもないのだが、結局は最後まで見ちゃったよ。

 最初はじまった時は、「こんなんで11話ももつのか」と思ってたんだが…。財政難にあえぐ群馬県の地方都市が、隣接市との市町村合併を模索。その際の条件として、老朽化した音楽堂を取り壊し、跡地にゴミ焼却場を建設しようと謀る。かつて街のシンボル的な存在だった音楽堂を取り壊させまいと、音楽堂を拠点に活動し人気も博していたママさん合唱団「シャンソンズ」を立て直すことで、取り壊し撤回を迫ろうと考える音楽堂の館長(久野綾希子)。ミュージカルスターだったかつての教え子(天海祐希)を呼び寄せ、「シャンソンズ」立て直しのためコーチ役を頼み込む。
 教え子側も、単身ニューヨークでブロードウェイをめざしていたが、全く鳴かず飛ばず(後に解雇される)。なので恩師の依頼に飛びつくのだが…。オーディションを経てシャンソンズを再開してみたら、メンバーが一癖も二癖もありすぎた。天海祐希に「学級委員長」と渾名されるほど生真面目なリーダーに石田ゆり子、旧メンバーの1人で「値切りの女王」の異名を持つ専業主婦に大島蓉子、同じく旧メンバーの1人でアイドル志向の強い主婦に菊地美香、オーディションを経た新メンバーは、引っ込み思案で就活のうまくいかない最年少の大学生に大島優子、元ヤンのシングルマザーに福原美穂、市役所職員で石田ゆり子のダンナ(小泉孝太郎)の部下に片瀬那奈、間違ってメンバーになってしまった鉄工所の事務員の男性に千葉雄大。後になって、その同僚でかつてロックバンドのヴォーカルだった男、玉山鉄二もメンバー入りする。最後の最後になって天海祐希と旧知の仲である濱田マリも参加することになる。ここに当然、市長であり石田ゆり子の父である岸部一徳も絡んでくる。

 内容としては本来、2時間程度の映画におさまる尺。それを連ドラにしちゃう力量は大したもんなのだが、非常に不満な点がある。それなりに歌唱力のあるキャスティングを揃えているものの、劇中歌唱が常にアフレコなのだ。同録は一切ない(はず)。故に映像的には口パクにならざるをえず、これがリアリティというかナマ感を阻害する。話がミュージカル仕立てになっているから余計だ。

 キャスティングのうち、天海祐希の安定感は云うまでもないが、驚くほど大島優子が貢献していた(ように見えた)。最終回の妙な出演の仕方からして、大島蓉子は最初からいらなかったのではないか。同じことが福原美穂にも云えるのだが、こちらは歌唱力がハンパないから外せまい。ガオシルバー(玉山鉄二)、デカピンク(菊地美香)、ゴセイレッド(千葉雄大)と、戦隊出身者が3人も顔を揃えるという珍しいドラマになったわけだが、さすがにテレ朝でなくCXだからムチャもできまいと考えていた。ところが最終回で1カットだけ、この3人が揃って歌う画が登場、何となくそれっぽいポーズをとっていたあたりは、ひょっとすると現場のアドリブかもしれない。

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