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2012/07/11

2012年4~6月期の地上波ドラマ④リーガル・ハイ

 口八丁と屁理屈で相手がぐうの音も出ないほど完膚なきまでに論破する実に嫌な弁護士、古美門研介(こみかど・けんすけ=堺雅人)。駆け出しの若手弁護士で融通の利かない正義感の持ち主、黛真知子(まゆずみ・まちこ=新垣結衣)。この妙なコンビが毎回様々な事件に立ち向かうコメディ。
 何より出色だったのが古美門のキャラクターで、正義だの人権だのに全く価値を見いだしていない。ところがその口八丁で、不敗記録を更新し続けるという、何度も云うが、実に嫌な弁護士。正反対の性格である黛を、「朝ドラ(のヒロイン)」と揶揄する。
 古美門のかつての上司で、ライバル視している大弁護士事務所の代表に三木長一郎(生瀬勝久)。その秘書で、いわゆる魔性の女に沢地君江(小池栄子)。

 全く現実の裁判劇とは異なった法解釈で、巧妙に嘘をついて話を組み立てていくやり方は出色。脚本は古沢良太。演出は石川淳一と城宝秀則。古美門の事務員、服部(里見浩太朗)の存在が、コメディ上はかなり重要なキーになっている。登場するゲストに、大和田伸也、伊吹吾郎、横内正、山田純大、東幹久と、助さんまたは格さんを演じた人物が数多い。本家「水戸黄門」以外で、「「あゝ人生に涙あり」のイントロをこれほどの回数きかされたドラマも珍しい。中村敦夫が出てくると「だれかが風の中で」(『木枯し紋次郎』主題歌)がかかったりとかね。最も秀逸だったのが第7話。総体が「犬神家の一族」のパロディになっていて、佐清の白マスク、水面から突き出た二本の脚、金田一っぽい衣装、「しまった~!」といったセリフなど、横溝正史というより明らかに市川崑作品を意識した映像ばかりが展開される。音楽が思いっきり「愛のバラード」だったし。

 9話では、古美門の感動的な長広舌ばかりが引き合いに出されるらしいが、明らかにプロットが「七人の侍」で、曲まで使ってた。

 (どうせやるだろうけど)続編希望。

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