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2012/07/28

はやぶさ/HAYABUSA

 6月24日、録画しておいたCS放送を鑑賞。

 悪フザケが過ぎる堤幸彦の監督作品にしては、大したものだ。しかし本作の場合、演出よりも脚本(白崎博史、井上潔)を褒めるべきなのだろう。よくもまぁ、これほど地味な題材を飽きさせずに見せることができたこと!

 日本の小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトを描いた映画は、本作のほか「はやぶさ 遥かなる帰還」、「おかえり、はやぶさ」の3作が順次公開されており、本作はその初陣を飾った作品にあたる。登場人物は全て実在の人物をモデルにしてはいるものの、名前から何から全て完全なフィクションにしてある。まぁ、そうでもしないとこれだけ地味な題材を昇華させることは難しかったろう。なかでも主役の水沢恵(竹内結子)なる人物は、複数の関係者をモデルに合体させた全くのオリジナルキャラクター。宇宙科学研究所対外協力室長の的川泰宣教授が「的場泰弘」(西田敏行)、「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏が「川渕幸一」(佐野史郎)など、名前からして微妙に異なる。またプロジェクトに携わった方々だけでなく、ニュース報道などから元気づけられる市井の市民という存在を周りに配置する「電車男」的手法によって、エンターテイメント性を補完している。

 実際のプロジェクトの細部までをオレは知らないが、「嘘でもいいから」というなら、本作はかなりクォリティが高い。別に劇場で観る気は最初からさらさらなかったが、こうなってくるとCSでやるのを待って、他の2作と見比べてみるのも一興か。

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