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2012/07/01

チャック

 まだ終わってないんで評価を下すことは避ける。アメリカのTVシリーズ。日本ではCS「スーパードラマTV」で放送。本国ではシーズン5で完結しているが、日本では先日シーズン3が終わったばかり。

 アクシデントでスパイになってしまう青年、チャックの物語を描いたコメディ。

 チャック(チャールズ)・バトウスキーは、家電量販店「バイ・モア(BUY MORE=もっと買え)」で、家電修理を担当する「オタク軍団」を取り仕切る店員。実はスタンフォードの学生だったのだが、ルームメイトのブライスによる策略で恋人を奪われた上、カンニング疑惑をきせられ、退学に追い込まれてしまう。以来、時給11ドルの冴えない毎日を送っていたのだが、そこへどういうわけかブライスからメールが入る。メールを開けたチャックは、自動的にその頭脳のなかへ、CIAやNSAの機密情報をおさめた「インターセクト」をインストールされることになる。以来、何かの拍子にアタマのなかのインターセクトから情報が浮かんでくるチャック。CIAとNSAが協力し、チャックをスパイとして活用し始める。

 キャラクターの設定が素晴らしい。チャック本人(ザッカリー・リーヴァイ)がむしろ普通に見えるくらい。チャックの親友、モーガン・グライムス(ジョシュア・ゴメス)はともかく頭がおかしいし、それに輪をかけてオカシイのがジェフリー・バーンズ(スコット・クリンスキー)とレスター・バテル(ヴィク・サヘイ)のジェフスターコンビ。
 さらにチャックを護衛するCIAのサラ・ウォーカー(イヴォンヌ・ストラホフスキー)が明らかに日本人好みのスラブ系の顔だし、同じく護衛するNSAのジョン・ケイシー(アダム・ボールドウィン)は右翼ぶりが素晴らしい。
 チャックの姉、エレノア(エリー)・バトウスキー(サラ・ランカスター)は当初唯一マトモな役だったはずが、対モーガンとなるといくらでも冷徹なセリフを吐く役。後にそのダンナとなるデヴォン・クリスシャン・ウッドコウム(ライアン・マクパートリン)はただの筋肉バカ「お見事キャプテン」だったが、これまた後に線の細いところを見せたりする。

 シーズン1だと、実はチャックを守ろうとしていたブライスのエピソードがかなり泣かせる。「インターセクト」自体もアップデートし、シーズン2では聴覚が追加され、シーズン3では格闘技が追加される(何かの拍子に格闘技を使えるようになる)。話の縦糸として、チャックとエリーの父親が現れたり(これがまた凄いとこでつながっている)と、なかなか奥深いものがあるが、正直そんなとこはどうでもいい。
 やはり本作の醍醐味はチャックとモーガンたちとの会話だ。チャックの部屋には常に「トロン」最初の映画のポスターが貼ってあるし、モーガンと一緒にやったハロウィンの仮装は「砂の惑星のワーム(砂虫)」って、そんなの誰にも分からんだろ。ブライスも実はチャックと趣味が似てて、窮地に立たされたときの暗号にクリンゴン語を使ってみせたりと、分かってる人には分かる話のオンパレードとなっている。

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